青森ドクターヘリ 劇的救命日記
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知人から著者の話を聞いて、興味を持ってその場でAmazonポチして積んでおいたのを読んだ。臨場感あふれる。救命処置の具体的な描写ばかりで全身をモゾモゾさせながら読んだ。特に鼠径部。鼠径部は静脈?へのラインを確保するのによく使われるっぽい。ブスっと。漫画ブラックジャックを地で行く現場、若干、戦争映画を観ているときみたいな緊張感。みんな叫ぶわけだが、そりゃあ叫ぶよなと。
医者含む医療従事者を目指す人の多くは高校卒業時点、10代で目指し始めるわけだけど、決断力すごすぎない?10代でそれって、それだけでもう人生何周目?って思っちゃうなあ。肝臓をヘラで押し込む、「もっと押しちゃっていいよ」みたいなオペの感じとか、用語の使われ方、患者を傷病名で識別する感じなど、本当に「人間を直す職人」。畏怖です畏怖!東日本震災の章なんかもすごすぎた。ビゴップすべての医療従事者。
八戸ERでは救急医師をJ1~J3で格付けしているという話に不意打ちで縁を感じた。(ただし、入れ替え戦はなし)という謎のユーモア注釈みたいのがあったりして、いや、時期的に(ストーブリーグで)ナーバスになってるのでそういうのはいま大丈夫ですwww!!!と心のなかでつっこんでおいた。
↑この古き良き雰囲気のfc2ブログが元になっているとのことなので、もちろんRSSリーダーに入れておく。更新が止まってしまっているようだけど、再開を楽しみにする。
発売日:2014年11月15日 ISBN:978-4-620-32281-0 判型:四六判 頁数:256頁 「何のために医師になったのか。瀕死の患者を救うためだろう。目の前の患者に全力を尽くせ。」
「劇的救命」とは、絶体絶命の患者を救う意で、今氏のチームポリシー。 救命救急の専門医である著者は、ドクターヘリ、ドクターカーを同時に現場に急行させる八戸独自の「サンダーバード作戦」で、医療過疎地の重傷患者を次々と救う。どちらか無駄になっても、救える可能性があれば手を尽くすのが信条だ。八戸ERでは、「奇跡はよく起こる」という。
本書は、いま日本の救命救急分野の先駆者の一人、今氏のこれまでの人生とERスタッフたちとの日常を追う迫真のドキュメントである。